まえがき

誰もが必ず体験することが「死」です。
死んだらどうなる?
死後の世界はどんな所?
自分の死後の行き先は、天国か地獄か?
不安になったことは、ありませんか?

でも、普段は考えない、考えたくもない、のが死についてだと思います。
死とは、ただただ怖いもの、忌むべきもの、穢(けが)れだと感じている方もおられるでしょう。
死に関しては、「考えても仕方がない」「生きている間には答えが出ないこと」というのはわかります。
しかし、自分がいずれ必ず体験する死とは、それほど考えることも、知ることも、避けるべきことなのでしょうか?
本当に考えてもムダなことなのでしょうか?

 

私はそうは思いません。なぜなら、誰もが必ず体験することが決まっていることだからです。そして、死を忘れた生き方こそは、無茶をしやすいことになると思いませんか?
そこで、世界中で語られてきた死に関するエピソードも交えながら、死ぬまでに知っておいたほうが良いと思われる、死に関して私が感じてきたことを書いておきたいと思います。

人は死んだら終わりではありません。
死後に大切になるポイントを事前に知っておくことで、今をより良く生きることができて、より良い死後を迎えることになります。

この本を読んで死後の世界の片鱗(へんりん)を感じていただくことで、
「今をより良く生きる方法」
「死後に自分が後悔しないための今の生き方」
これを感じ取っていただければ幸いです。

それでは、『「生と死後」の真実』の旅をお楽しみください。

伊勢白山道

 

はじめに 

第一章 死後の四十九日間(バルドォ) 

 バルドォとは人生の総決算
 先祖霊のお出迎え
 死後の行き先を決めるのは自分です 


第二章 死後の世界、その真実 

 四十九日が過ぎても現実界に留まるとどうなる
 恐れるべき相手は、本当の自分
 青い色の不思議について
 自分の命を左右させる存在とは
 自分が他人に向けて出した感情を、死後に受け取る法則
 先祖にも承認欲求があります
 霊界に選ばれた博士
8 「他者のために」が大切
9 あの世にも歴然とした世界が実在する
10 善徳貯金が大事です
11 あの世では似た者同士「だけ」が集められる法則
12 自分と似ている人々と一緒に暮らしたいと思えますか?
13 隠し事ができない世界の到来
14 距離感が消えます
15 あの世は自分の欲求がすぐに叶う世界
16 真の愛情は、あの世に一番通じやすい 


第三章 死後の後悔、死後の気づき 

1 人は「気づく」ために生まれています
2 自分の良心が知っている
3 死後は、相手の心境を自分が体験します
4 深刻ぶることは何もなかった
5 死ぬ時期は、神様にお任せの聖域
 死ぬ直前の心の状態が大事
 自殺をすればもっと苦しくなります
8 早とちりで死ぬな!
9 自分の価値観が変わるだけで、すべてが変わっていくこと 


第四章 残された人たちへ――故人からの想い 

1 魂は生き通(とう)しです
2 深い悲しみの話
3 すべてが共に生きています
4 子育ては継続します
5 明るく生きる姿を故人に見せることが、最高の供養となる
6 愛する故人たちと今を生きること
7 誰もが明日を創るために派遣されています
8 天国からの通信
9 故人や亡くなったペットの写真について 


第五章 死を意識して生きる 

1 本当の自分に許されることが大切
2 「どこまでも全力で、やってやるぞ!」
3 みんな本当は良い役者さんばかりです
4 「死にとうない
5 何も持てない自分を責めてはいけないわけ
6 現れるすべてが、自分にはちょうど良い
7 時間が最高のプレゼントだった
8 人は最期の時も輝きます
9 レンタルした品の使い方、返し方が大切です
10 不幸と、幸福。どちらが数えやすい今の自分なの?
11 死別するとすべてが思い出に変わります
12 形あるものは無くなるからこそ楽しむ
13 死を知れば、今をより良く生きて行くことができます 

 伊勢白山道式 先祖供養の方法 

あとがき